今回は、映画『ラ・ラ・ランド』に登場するリアクション表現 “Are you kidding?” をご紹介します。
このフレーズは映画でも日常会話でも本当に出番が多く、驚いたとき、呆れたとき、信じられないときなどなど…場面を問わず、スッと出てくる万能リアクションなんですよね。
作中では、ミアとセブの感情がぶつかり合うシーンで使われていました。
それではいきましょう!
【映画『ラ・ラ・ランド』のあらすじ】
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。
引用元:映画.com
【このフレーズが使われた場面】
このフレーズが登場するのは、ミアとセブが自宅で激しく口論するシーン。
お互いの未来についての考え方がすれ違い、セブが思わず “君は自分の優越感のために、不遇の俺を愛したんだ” と感情的に言い放ってしまいます。
その言葉に傷ついたミアは、信じたくないという、気持ちでこの言葉を言います。

Are you kidding?
(冗談ね?)
この一言には、怒りだけじゃなくて、悲しさや戸惑いなど様々な感情が入り混じっている感じがして切なかったですね…。
【このフレーズの意味】
“Are you kidding?” は直訳してもそのまま「冗談でしょ?」ですが、ニュアンスとしてはかなり幅広いです。
「嘘でしょ?」「ほんとにそう思ってるの?」「まじで言ってる?」など、驚き・呆れ・怒り・疑いなど、いろんな感情を一度にまとめて言える便利なリアクション表現です。
今回の作中での使われ方は、かなりシリアスなかたちだったけど、「嘘でしょwww」みたいな使い方もできますもんね。
一番振り幅が広いフレーズと言っても過言じゃないかも?
【ネイティブが使うときのニュアンスについて解説】
ネイティブがこの表現を使うときは、やはり感情の強さによって言い方が大きく変わるようです。
軽いトーンなら「え、まじで?」というフランクな驚きになりますし、深めのトーンで言えば「それ、本気で言ってるの?」と相手の発言を強めに疑ったり、否定するニュアンスになるとのこと。
それほど怒ってなくても、驚いたときのクセで出ることも多いので、使い勝手の幅が本当に広いリアクションですね。
【使い方の例】
いろんな場面で使えるフレーズですが、いくつか日常生活でありそうな使用例を考えてみました。
友達がとんでもない勘違いをしていたとき
“Are you kidding? That’s totally different!”
(ちょっと、嘘でしょ?全然違うよそれ!)
同僚が急に無茶ぶりを押しつけてきたとき
“Are you kidding? I already have three tasks!”
(ちょっとやめてよ、もう3つ抱えてるんだけど!)
家族がとんでもない買い物をしようとしているとき
“Are you kidding? Do we really need that?”
(まじで?本当にそれ必要なの?)
【まとめ】
“Are you kidding?” は感情の揺れをそのまま伝えられる万能リアクションでした。知っておくと会話がちょっとスムーズになりそうです。
それでは今回はこのあたりで✋️









