映画『ラ・ラ・ランド』の英語表現 “not on my watch.”|シーン解説つき

今回は、映画『ラ・ラ・ランド』の中でセブが語った “not on my watch.” を紹介します。
このフレーズ、聞いた瞬間に「なんかカッコいいな…」と感じた人も多いはず。
強い意志をストレートに表す表現で、英語学習者の間でも密かに人気があるようです。実際には日常でも意外と使える便利な一言なんですよね。映画の空気感と一緒に、その魅力をじっくりご紹介します。

それでは、いきましょう!

目次

【映画『ラ・ラ・ランド』のあらすじ】

オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。

引用元:映画.com

【このフレーズが使われた場面】

ジャズカフェで、セブとミアがジャズについて語り合う印象的な場面でこのフレーズが登場します。
セブは、ジャズのすごさや魅力を熱く語る一方で、「今の時代、ジャズはまるで“死にかけている”存在なんだ」とも嘆きます。
そんなふうに落ち込みつつも、“でも、俺が見ている間は絶対に死なせない” という強い気持ちを込めて言うのが、このフレーズ。

not on my watch.

(俺は許さない)

トモ

日本語でいうところの、 「俺の目が黒いうちは、そんなことさせない」 ですね、まさに。

セブの信念と情熱がそのまま言葉になった、力強いひとことになっています。

【このフレーズの意味】

“not on my watch.” の基本的な意味は 「自分が見張っている(担当している)間は絶対にさせない」。
ここでの watch は「監視」「見張り」「自分の担当時間」という意味で使われています。
さきほどのシーンの説明にもあるように、日本語の感覚では「俺が責任を持っている限りは、絶対に阻止する」という感じ。

たとえば、

  • 悪ふざけがエスカレートしそうなとき
  • チームのミスを未然に防ぎたいとき
  • 誰かを守る意思表示をしたいとき

など、意外と幅広い場面で使える表現です。

トモ

とはいえ、日常生活で実際に口にしたことは無いけど、映画やドラマなんかだとめっちゃ聞く表現ですよね!

【ネイティブが使うときのニュアンスについて解説】

ネイティブが “not on my watch.” を使うときは、単なる拒否ではなく、責任感と意志の強さを含んだ前向きな「阻止宣言」になるんだそう。
ちょっとヒーローっぽい響きがあるため、日常会話では少し冗談めかして言うこともあるみたいです。
たとえば「そんな失敗、僕の担当中には起こさせないよ」「この混乱は起こさせない」というように、軽いノリから本気モードまで幅広い温度感で使えるのが魅力な表現なんですね。

【使い方の例】

こんな場面を想定して、使用例を考えてみました。

会社でトラブルを未然に防ぎたいとき
Not on my watch. I’ll double-check everything.”
(私が見てる間はさせないよ。全部もう一度確認しておく。)

友達同士の軽い悪ふざけを止めるとき
“Hey, not on my watch! Keep it clean.”
(おいおい、俺がいる前ではやめとけって。)

家族の喧嘩を止めたいとき
Not on my watch. Let’s calm down first.”
(私が見てる前ではやめよう。一旦落ち着こう。)

強い意志を示す一言なのに、冗談交じりでも言えるのが使いやすいところですね。

【まとめ】

“not on my watch.” は、自分の信念や責任感をスマートに示せる力強い表現でした。
使いどころ次第で、会話にちょっと頼もしさが加わりそうです。

トモ

僕の日常でこれをサラッと言える日は果たしてくるのか…(笑)

それでは今回はこのあたりで✋️

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