今回は、映画『スクール・オブ・ロック』から “The best defense is a good offense.” を紹介します。
このフレーズ、スポーツやゲームだけじゃなく、仕事の場面でも使えるひと言なんですよね。
作中では校長先生がまさかのタイミングで使うので、作品のコミカルな空気とも相まって印象的でした。
それではいきましょう!
【映画『スクール・オブ・ロック』のあらすじ】
ロックを愛するギタリストのデューイは、自分勝手な振る舞いのせいでバンドを追放されてしまう。その一方で、同居している親友ネッドのアパートからも家賃滞納で追い出されそうになる。そんな矢先、ネッドに名門私立小学校の臨時教師の仕事が舞い込んだことを知った彼は、ネッドになりすまして教師として働くことに。やがて子どもたちに音楽の才能を発見したデューイは、彼らと組んでバンドコンテストに出場しようと考え、ロックの授業を開始するが……。
引用元:映画.com
【このフレーズが使われた場面】
このフレーズが登場するのは、校長先生が教員たちに向けて「今年の保護者会はとても重要だから、しっかり準備をしてほしい」とアナウンスする場面。
教師たちがざわつく中で、「最善の防御は、徹底した攻め=準備だ」 という意味合いでこのフレーズを口にします。

The best defense is a good offense.
(攻撃こそ最大の防御)
保護者会を戦争か何かだと思っているような言い回しでおもしろかった!
校長先生にとっては本当に戦争なんだろうけど…。
【このフレーズの意味】
“The best defense is a good offense.” は直訳すると 「最高の防御は良い攻撃だ」。
ただ、実際の意味はもう少し広く、
「守りに入るより、積極的に動いて備えるほうが成功につながる」ということを表しています。
日本語でも「攻撃は最大の防御」は有名で、英語と同じ単語で構成されていますね。
これは孫子の兵法にも通じる古い格言が由来だと言われているからなんですね、
スポーツの世界でもよく聞くし、ビジネスシーンでも「守りの姿勢より、先手で準備をしよう」という文脈で使える言葉です。
【ネイティブが使うときのニュアンスについて解説】
ネイティブがこのフレーズを使う場面も、励ましに使うこともあれば、少し皮肉っぽく使うこともありますが、基本的にはポジティブなニュアンスで使うことが多いようです。
「先に動いたほうが状況をコントロールできる」「攻めの姿勢がチャンスをつかむ」という価値観が根底にあるため、英語圏では日常でもわりと自然に受け入れられる考え方なんだそうですよ。
【使い方の例】
使えそうな場面をいくつか想定して、使用例を考えてみました。
仕事の大事なプレゼン前に
“The best defense is a good offense. Let’s over-prepare just in case.”
(守りに入るより攻めだね。念のため準備しすぎなくらいやっておこう。)
チームで試合の作戦会議中に
“The best defense is a good offense. We should strike first.”
(守ってるだけじゃ勝てない。先手を取ろう。)
部下がトラブルを恐れて消極的なときに
“The best defense is a good offense. Why don’t we take action?”
(守り一辺倒じゃだめだよ。まず動いてみよう。)
名言っぽさもあって、ちょっと言ってみたくなる雰囲気のあるフレーズですね!
【まとめ】
“The best defense is a good offense.” は、積極性と準備の大切さをシンプルに伝えられる便利な表現です。
会話に取り入れると、少し前向きな空気を作ることができそうですね!
それでは今回はこのあたりで✋️









