「前よりちょっと良くなってるね」と伝えたいとき、英語では “We’re getting better.” が使いやすいフレーズです。
『ホリデイ』の中でアイリスが口にしたこのフレーズは、完璧ではないけれど、少しずつ改善している関係性を、優しいトーンで表すときにぴったり。
誰かとの距離がほんの少し縮まったと思う瞬間に使える、あたたかい表現です。
それでは、いきましょう!
【映画『ホリデイ』のあらすじ】
ハリウッドで映画予告編製作会社を経営するアマンダと、ロンドンで新聞社に勤めるアイリス。それぞれ失恋したばかりの2人は、お互いの家や車を交換して休暇を過ごす“ホーム・エクスチェンジ”をすることによって、人生の新たな一歩を踏み出していく。
引用元:映画.com
【このフレーズが使われた場面】
会社のクリスマスパーティーで、主人公アイリスは思いを寄せるジャスパーと会話をしている場面です。
ふたりは毎年なんとなくプレゼント交換をしているけれど、まともなタイミングで渡せたことがほとんどない様子でした。
去年は3月になってようやく交換したほどでしたが、今年はちゃんとクリスマスシーズンに渡せている。
それだけで彼女は少し嬉しくなり、「なんだか私たち、前よりマシになってきてるよね」という気持ちでこのフレーズを言っていました。
We’re getting better.
(進歩したわね)
少しずつ、良い方向に向かっていると思っていたのに片思いなのが辛いシーンでしたね…。
【このフレーズの意味】
“We’re getting better.” は直訳すると「私たちは良くなってきている」。
状況や関係性が 完全ではないけれど、少しずつ改善している ことを優しく伝えるフレーズです。
そのままの意味のフレーズではありますが、恋愛、友人関係、仕事のチームワーク…幅広い場面に使えるので、ぜひ覚えておきたいなと思い、今回紹介してみました。
【ネイティブが使うときのニュアンスについて解説】
ネイティブはこのフレーズを、ポジティブすぎず、ネガティブでもない “ちょうど良い” 温度感で使うんだそうです。
「まだ完璧じゃないけれど、進歩はしているよね」「悪くはないよね」という控えめな肯定で、相手にプレッシャーを与えず前向きさを共有できるんですね。
スポーツの練習でも、仕事のプロジェクトでも、恋人との関係でも、過程を大切にする場面 でよく選ばれる言葉だそうです。
【使い方の例】
ここでは、「ちょっとずつ良くなってきたね」と穏やかに前進を共有できそうな場面を想定して、使用例をいくつか考えてみました。
チームの作業効率が少し改善したとき
“We’re getting better. Today felt smoother than yesterday.”
(良くなってきたね。今日は昨日よりスムーズだった。)
友達とのぎこちなかった関係が、最近自然になってきたとき
“We’re getting better. It feels easier to talk now.”
(前より良くなってきたね。今は前より話しやすいよ。)
毎朝のランニングを始めて、少しずつ続けられるようになってきたとき
“We’re getting better. I didn’t think we’d keep it up this long.”
(続けられてるね。こんなに続くとは思わなかったよ。)
“完璧じゃないけど前進している感” をやわらかく表せていいですよね!
【まとめ】
“We’re getting better.” は、小さな進歩を丁寧にすくい上げるような、優しいフレーズでした。日常のいろんな場面で気持ちを前向きにしてくれますね。
それでは今回はこのあたりで✋️









