映画『プラダを着た悪魔』の英語表現 “You’re a vision.” の意味と使い方|シーン解説つき

今回は、映画『プラダを着た悪魔』に登場する“褒め言葉系リアクション”のひとつ、“You’re a vision.” を紹介します。
ぱっと聞くとちょっと大げさに聞こえそうですが、映画を観るとなぜかしっくりくる、そんな不思議な魅力がある表現でした。
ちょっと映画的で華やかな感じの英語ですが、使いどころさえ選べば、日常会話でも活かせる褒め言葉になりそうです。

それではいきましょう!

目次

【映画『プラダを着た悪魔』のあらすじ】

ジャーナリストを目指してニューヨークにやって来たアンディは、一流ファッション誌「ランウェイ」編集部の面接を受ける。ファッションには疎いアンディだったが、編集長ミランダのアシスタントとして採用されることに。しかしそれは、地獄のような日々の始まりだった。業界のカリスマとして恐れられるミランダは、朝から晩まで理不尽な命令を次々と突きつけてくる。服装もファッショナブルなものに変え、徐々にミランダの信頼を得ていくアンディだったが、自身の私生活はボロボロになっていき……。

引用元:映画.com

【このフレーズが使われた場面】

このフレーズが登場するのは、主人公のアンディが仕事のパーティ会場を出て、急いで彼氏の誕生日祝いへ向かう場面です。
途中で尊敬する作家のトンプソンと偶然出会い、ドレスアップしたアンディの姿を見た彼が、思わず笑顔で言うのがこちらでした。

Look at you. You’re a vision.

(とても綺麗だ)

※”Look at you.” についても別記事で解説します。


「思わず見とれてしまった」という空気がそのまま伝わる感じで話していましたね。少しキザっぽいけど、アンディはばっちり照れていて、頑張りが報われたような瞬間でもあったんだと思います。

【このフレーズの意味】

“You’re a vision.” の“vision”はいわゆる「視覚」「見通し」といった、カタカナ英語でも言う「ビジョン」という意味がありますが、「美しい光景や人」という意味もあります。
ここでは、
「眩しいくらい美しい」
「見惚れるほど綺麗だ」
といったニュアンスで使われていますね。

トモ

“vision” と日本語の“美人(びじん)”で音が似ているところが面白いなと思いました。
「ユーアー美人」って、そのまま(笑)

【ネイティブが使うときのニュアンスについて解説】

ネイティブがこの表現を使うときは、通常の “You look great.” よりもドラマチックで、やや特別感を込めたいときの褒め言葉として使われるようです。
決して日常的に頻繁に使うフレーズではないのですが、フォーマルな場面や相手が特別に綺麗に見える瞬間にはぴったりですね。
相手を持ち上げたい、喜ばせたい、少しムードを出したい…そんなときに選ばれやすい印象です。
優雅で柔らかく、ロマンチックさもあり、言葉のシンプルさ以上に、気持ちがよく伝わりそうな表現ですね。

【使い方の例】

トモ

このフレーズは、奥さんや彼女に言ってあげると効果は抜群なのかもしれない! トンプソンのような感じで言うのは、キャラや関係性を見極めていないと事故になりそう(笑)
なので、使いやすそうなシチェーションで使用例を考えてみました。

パートナーが気合いを入れて準備してきたとき
You’re a vision. That dress looks amazing on you.”
(めっちゃ綺麗だよ。そのドレスすごく似合ってる。)

結婚式やパーティで友人がいつもと違う雰囲気のとき
You’re a vision tonight!”
(今日ほんと華やかだね!)

家族が写真撮影のためにドレスアップしたとき
You’re a vision. Perfect for the photo.”
(すごく綺麗。記念写真にぴったりだね。)

【まとめ】

“You’re a vision.” は、特別な瞬間に気持ちよく相手を褒めるのにぴったりのフレーズでした。
知っておくと、大切な相手に喜んでもらえる可能性大ですね!

それでは今回はこのあたりで✋️

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